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ダメ人間のオタク浪人のブログ・9つ目。
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文献は、農村における飼育を、種の選択改良や追加的な飼料や肥育を欠く「伝統的な」もの、移牧が一般的に見られるものであるとしている。Fall(*)によれば、羊の飼育は高度に自己同定的な活動であり、生のあり方(Peulsのそれ)と緊密に結びついている。しかし、羊の飼育は文化や自己同定性だけの問題ではない。Se[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galにおける家畜は何よりも生産的な家畜であって、商人経済に組み込まれており、乳(牛について)と、とりわけ肉の消費に向けられている。2007年には、Se[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]gal全体で家畜数は1390万頭、うち950万頭は羊や山羊などの小さな反芻動物であった(**)。羊の特別な種は40%台になる。Faye S[重アクサン]ne(***)によると、Se[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galの田舎の家庭の90%は動物を所有しており、Dakarでは26%、他の都市においては52%である。落花生を生産する盆地の中心部と、国の北中部においては、小反芻動物飼育の集中が見られる。[表が付されている。]Matam地方とLouga地方は、放牧地帯であり、人口よりも動物数の方が多い。


農村における羊の飼育が活性を欠く理由の一つは、現状のままでも利益になるからである。繁殖する群を持っており移牧を行っていれば、費用はほとんどかからず、販売による利益は大きくなる。反対に、肥育を行うのは難しい。太った羊の販売価格は高いが、かかる費用も同様に大きくなる。Faye Se[重アクサン]ne(****)によると、農村における肥育は農牧地帯でしか行われない。なぜなら、これは例えば落花生の茎[或いは、「落ち葉」か]、粟の茎の切り取ったものか畑にあるもの、落花生の絞り滓などの、農業の副産物に依存しているからである。反対に、乾燥した放牧地帯(年間降雨量600mm以下)では、肥育はますます行われてはいるものの、高くつくものとなっている。畑の数は少なく、広さは狭く、生産力は低く、農業副産物は少なくなっており、大部分はより南の地域、Maliまで行った地から来ており(主に綿の絞り滓と趣旨である)、比較的高い価格で売られている。


タバスキは、それでも、農村の飼育者にとってはとても重要な機会となっている。なぜなら、それは彼らに年間の現金収入の大部分をもたらし、様々な支出をまかなうものとなっているからである。刺激効果は商業化(Tabaskiは在庫をさばく重要な機会である)を進めてはいるが、生産の質の次元についてはそうではない。全国的な飼育は主に量の要求に応えるものであるが、Dakarの消費者のTabaskiの羊に対するそれという特別な市場のための質に応えるものではおそらくない。


Tabaskiの期間中の動物輸入税の停止については論争が行われている。これは地元の生産者に害を与えるものであると飼育者や多くの観察者は言っているが、輸入はTabaskiに対する強い影響を満足させるためには必要なものであろう。


議論の第一として、このような方策の実際上の効果に対する疑問がある。毎年、税関の緩和は、Dakarの境界へ向かう道を通じての当局者による利益をもたらす嫌がらせ[賄賂の要求?]を不可避としている。このようや嫌がらせとも言えるやり方にかかわらず、MaliやMauritanieの飼育者は、Tabaskiの際には必ずSe[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galの市場に現れる。Dakarの市場(より一般的に言えばSe[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]gal全体)の市場の魅力が、構造的な事実としての輸入の重要さを説明しているのだろう。また、飼育されたものの輸入が価格調整に役立つことも指摘されている。


第二に、Se[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galにおけるTabaskiの羊の自給性の問題がある。2008年には約3万6000頭の羊が輸入され、売れ残りは4万頭であった。だが、質と価格に対する基準がもたらす提供と需要の多様性を考慮に入れなくてはこの数字は意味をなさない。MaliとMauritanieにおける生産物は、質の面において国内の生産物との間に区別がある。Mauritanieの飼育者は、肉質についての定評に応える去勢羊をもたらしており、Maliの飼育者は、Dakarにおける需要が増大しているbali-bali種の羊を主にもたらしている。


もう一つの要素として、Tabaskiの期間は税のことを別にしてもSe[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galへの羊の輸入にとって良い時期だということがある。この期間、MaliとMauritanieの飼育者は、Tabaskiで売られるためではなく、Se[鋭アクサン]ne[鋭アクサン]galの飼育者が彼らの群を大きくするために購入する大量の若い羊と雌をもたらしているというのである。だが、この仮説は、Tabaskiの期間中における税の停止が両国の飼育者にとって重要なものであるために、検証が難しい。




(*)P. D. Fall, Le mouton des villes ou l'e[鋭アクサン]levage urbains a[重アクサン] Dakar. Note africaines, Dakar, 2002


(**)ANSD, 前掲


(***)Faye S[重アクサン]ne, 前掲


(****)Faye S[重アクサン]ne, 前掲

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